おたいね浦の岩脈 F6-02


位置 34.710032, 139.444294

筆島展望台から干潮時に海岸沿いを徒歩15分


 地中から出てきたマグマが地面の割れ目に縦横無尽に入り込んで冷え固まった跡です。幅は4M~5M程度、50本以上の岩脈があり、ダイナミックな景観を形作っています。
 より詳細には、数十万年前に活動を終えた筆島火山が長い間波に浸食されて、残された部分が海食崖となり、その割れ目に新しい大島火山のマグマが入り込んで固まったものです(溶岩が貫入)。幾つも筋状に見えているのは、その板状岩体の断面です。1940年(昭和15年)2月、東京都天然記念物に指定。
 一帯は、ところどころからきれいな岩清水が湧き出ており、大島には数少ない湧水です。水源は、古い筆島火山と新しい大島火山(現在の三原山のもと)の間にある地底湖と考えられています。

おすすめ時期

間近で見るには、現地に行くのは大潮など干潮時に限られます。時期によって海岸線が砂で埋め尽くされているときと、砂がなく岩が露出している時期があるので、砂の時期が歩きやすいです。


楽しみ方

落石の多い場所なので、ヘルメット必須。事故防止のためジオガイドと一緒に行くのがよいでしょう。
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